東洋経済の地方人口減少策の記事に彼の意見が聞きたいよなあ

夏野剛氏が東洋経済でこんなこと言ってるじゃん。


人口減対策と地方振興を一緒くたにするな!
http://toyokeizai.net/articles/-/49906


「若者が東京に来たがるのは、東京にそれだけの魅力と、経済と、文化と、そういうものがあるから。そこに無理やり地方に住む流れを作っても、全体の人口減少スピードは止まらない。地方にだけ人を持っていけばなんとかなるという議論は、愚の骨頂」


政府の地方振興策が人口減少対策になるという考え方に異を唱えてるんだけどさ、これ、最近移住をアピールしてるブロガーはどう考えるんだろうね。

夏野氏はビデオの中で「これについては更に発言していきたいと思う」って言ってるんだけど、地方いいよーって言ってるブロガーからしたらさ、やっぱりマクロな視点から移住のメリットをアピールすべきだと思うんだよなぁ。絶好の機会じゃね?


それに周りも期待してるんじゃないのかな。ブログのタイトルにもするくらい移住を推奨してるんだからプロならオレたちを納得させてくれよって。


まぁいいんだけどさ、反論しないならしないでも。


でもさー、オレは移住の先輩なんだよね。もう2年になるけどさ。生まれたのも育ったのも東京だけど引っ越しちゃったんだよ。

だから東京に住んでた人間が移住することのメリットもデメリットも全部わかるんだよ。
決してメリットばっかりじゃないからね。地方地方の良さはあってもさ、そもそも地方で活性化につながるようなキーマンは東京でもそれなりの暮らししてたわけだろ?

うまいもん食っていいもの持ってってさ。

そういう生活はできないんだよ地方じゃ。「ああ野田岩のうなぎくいてえなぁ」って思ってもさ、ないわけ。代わりになるものが。「そろそろゼニアでスーツ買うか」「友人宅への手土産にデパチカで気の利いたもん買っていくか」全部無理。


外食なんて、一部うまい店がないわけじゃないけどさ、大半はファミレス行くか満足感を犠牲にして地元の店に行くかなんだよ。


もちろんいいところもあるさ。


東日本大震災を東京で体験した人間として言えば、「人が多すぎて死ぬ危険性」が少ないことが一番のメリットだよ。

まー2年新しい土地に住んで悪いことばかりじゃないのも確かなんだけど、決して他人に勧められるほどいいものでもないってことはわかった。

移住したいという人間を制止するつもりもないが積極的に勧められるほどというわけでもない。

オレは満足してるけどな。大事な人間のそばにいられることが一番だから。


実際に移住した人間としては、たった数ヶ月で臆面もなく移住の良さをアピールできちゃう彼の言論の底がどの程度なのか見てみたいんだよな。


こうやって話をミクロで主観からしか発せられないところがオレの限界なんだけどな。別にいいよな。ブログなんだし。